子供の歯列矯正とは
歯列矯正治療の実際
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食の欧米化や生活習慣・環境の変化により、現代人の身体にも様々な変化が表われていると言われています。 それは子供たちにも見られていて、その顕著なもののひとつが、あごが小さくなっていることです。 そしてこれは歯並びの悪さにも影響を与えています。
このように子供たちのあごが小さくなっているのはなぜでしょうか? ひとつの原因は哺乳瓶の普及です。 元々赤ちゃんは、お母さんの母乳を一生懸命吸うことであごを発達させます。 母乳を飲むことは噛む動作ではありませんが、あごをフルに使わなければ上手に吸うことができません。 また母乳の出も一定ではありませんから、上手に吸うための工夫も必要になります。 赤ちゃんはこうした努力を経て、あごを丈夫に発達させるのです。
ところが哺乳瓶を使い過ぎるとどうなるでしょうか? 哺乳瓶は、最小限の力でミルクが出るように開発されています。 飲みやすさを追求し過ぎて、赤ちゃんのあごの発達まで配慮されてはいないのです。 それで、あまりあごを動かさず簡単にミルクを飲むことができるため、哺乳瓶を多用した赤ちゃんのあごは十分に発達しないことがあります。
このようにあごが小さくなっていることは、後々、歯並びにも大きな影響を与えます。
子供の歯並びにも大きな影響を及ぼす、あごの成長。 近年の子供たちは、あごが小さくなることによって歯並びが悪くなっていることが観察されています。 このあごの退化には様々な原因が考えられます。
ひとつは赤ちゃんの時に哺乳瓶を多用してしまうこと。 さらに食生活の変化も大きな原因となります。 最近は硬い食物が減り、軟らかいものが増えているということです。
あごの骨・関節・筋肉などが健全に成長していくためには、噛むという動作が欠かせません。 骨も筋肉も使うことによって訓練され発達しますから、適度な負荷を与える必要があるのです。 ところが現代では口に入れた後ほとんど噛まなくても飲み込めてしまう料理が多く、噛む動作が減っています。 食事は毎日行ないますから、少し噛む動作が減るとしても、何年も積み重なって大きな影響になります。 これがあごの退化、ひいては歯並びの悪さに繋がっていくのです。
小さい頃に離乳食を与えることは当然ですが、本来は歯が生えてきたら、徐々に噛む動作を意識して食事を準備すると良いでしょう。 とくに幼児期にお菓子を与えすぎることはあごの発達や歯並び、全体の健康にも悪影響が出ます。 気をつけておきたい点です。
子供の歯並びに影響を及ぼすのは、あごの発達具合だけではありません。 幼児期の指しゃぶりが、歯並びや噛み合わせに良くない影響を与えることもあるので注意が必要です。
まだ歯が生えていない赤ちゃんの頃でしたら、指しゃぶりは問題ありません。 赤ちゃんがする自然な行為ですから気にする必要はないでしょう。 ですが、3〜4歳になっても止める気配がないならば、用心する必要があります。
その時期になっても指しゃぶりをしていることは不正咬合に至りかねません。 指しゃぶり(ぬいぐるみ・おもちゃなどをしゃぶることも同じです)をすると、歯が生えている時や生えた後に色んな方向からの力が加わることになります。 幼児期の骨はまだ比較的軟らかいですから、歯もすぐに方向が曲がってしまいます。
歯が生えているのに指しゃぶりの癖をまだ持っているならば、少しずつ止めさせるようにしていきましょう。 歯が曲がり始めてからでは遅いですから、2歳を過ぎた辺りから注意しておくことが賢明です。
昔は、「乳歯はいずれ抜けるからあまり重要ではない」という見方が一般的でした。 虫歯になっても放っておいたり、曲がって生えていても気にされないことも多かったようです。 しかし本当は、乳歯は永久歯の成長や健康に大きな影響を与えます。
とくに乳歯のころから虫歯には注意する必要があるでしょう。 乳歯が虫歯になって形が変わったり曲がったりすると、それは永久歯にも影響を与えます。 虫歯になって歯が欠けると隙間ができますし、歯や歯茎が弱くなることで、他の健康な歯に押しやられたりして歯並びが悪くなることもあります。 乳歯は健康な永久歯に繋がる水先案内人のような役割を果たしますから、小さいころから適切なメンテナンスを施してあげてください。
虫歯になると、あごの発達にも悪影響があります。 あごの未発達によってあごが小さくなり、歯並びが悪くなるわけですが、虫歯はその原因のひとつとなり得ます。 子供は虫歯になると、あまり自覚しないまま虫歯で噛むことを避けていきます。 痛む歯を使わないことで、偏った噛み方をしてしまうのです。 悪くするとあごが曲がってしまうことも考えられますから、やはり乳歯のころから注意が必要であると言えます。
虫歯はあごや歯列にも悪い影響を及ぼします。 虫歯によって歯が痛むと子供は無意識にその歯を使うのを避けるようになります。 その結果偏った噛み方になってしまい、あごの関節がゆがんだり、歯並びが悪くなってしまったりするのです。
そうならないためには、乳歯の頃からきちんとした歯磨きをすることが重要となります。 2歳くらいの幼児期から歯ブラシと歯磨きに慣れさせると有益ですから、少しずつ教えていきましょう。 子供が小さい頃に関して言えば、歯磨きの難しい技術を教える必要はありません。 自分で上手に磨けるように教えるよりも、習慣化させるようにしていくことがお勧めです。
親や年上の兄弟が手本を示すことで一緒に歯磨きをしていくなら、歯磨きが習慣となります。 それは大人になってからもずっと身に着いているものです。 上手に磨けたと褒めてあげることは大切ですが、上手さに過度の期待をしないようにしましょう。 最後は必ず親が仕上げてあげることでフォローしていけば十分です。 このように歯磨きを習慣化できれば、歯列にも良い影響があることでしょう。
子供の歯並びにも大きな影響を及ぼす、あごの成長。 近年の子供たちは、あごが小さくなることによって歯並びが悪くなっていることが観察されています。 このあごの退化には様々な原因が考えられます。
ひとつは赤ちゃんの時に哺乳瓶を多用してしまうこと。 さらに食生活の変化も大きな原因となります。 最近は硬い食物が減り、軟らかいものが増えているということです。
あごの骨・関節・筋肉などが健全に成長していくためには、噛むという動作が欠かせません。 骨も筋肉も使うことによって訓練され発達しますから、適度な負荷を与える必要があるのです。 ところが現代では口に入れた後ほとんど噛まなくても飲み込めてしまう料理が多く、噛む動作が減っています。 食事は毎日行ないますから、少し噛む動作が減るとしても、何年も積み重なって大きな影響になります。 これがあごの退化、ひいては歯並びの悪さに繋がっていくのです。
小さい頃に離乳食を与えることは当然ですが、本来は歯が生えてきたら、徐々に噛む動作を意識して食事を準備すると良いでしょう。 とくに幼児期にお菓子を与えすぎることはあごの発達や歯並び、全体の健康にも悪影響が出ます。 気をつけておきたい点です。
当然のことで言うまでもないかもしれませんが、子供の歯に責任を持つのは親の役割です。 自分の歯や歯並びにコンプレックスを感じる子もいるかもしれませんが、多くの場合、小さい頃から歯列を意識することはないものです。 専門的な知識もないわけですから、親が責任を持って観察し、適切な処置を考えてあげることが必要でしょう。
中には、歯列矯正にはお金が掛かること、時間を取られることを気にする方もおられるようです。 確かに塾や習い事と並行して歯列矯正の時間を取るのは大変だと思われるかもしれません。
しかし、歯列は心身共に大きな影響を与えることになりますから、ある意味塾などより大切なのではないでしょうか。 塾や習い事も、子供の一生に関わる大事なことだと感じられるかもしれませんが、歯列矯正の適切な処置を施すかどうかも、一生の問題となるかもしれないのです。
歯列矯正のための通院は、治療が始まってしまえば月一回程度のペースです。 忙しくても、その時間を取ることには価値がありますので、ぜひ検討していただきたいものです。
歯は、小学校に通う6歳〜12歳の時期に、少しずつ乳歯から永久歯に移行していきます。 小学生の間は、ほとんど乳歯と永久歯が混在した状態が続いていくものです。
歯列のことを考えると、この生え変わるタイミングが気になるかもしれません。 たとえば乳歯がまだ残っているのに永久歯が生えてきた場合、親の皆さんはびっくりして、何か異常な事態なのではないかと心配されることがあります。
しかし、これは特に憂慮すべき事態というわけではありません。 乳歯が残っている箇所で永久歯が生えてきて中々抜けそうにない場合は、確かに乳歯を抜く処置が必要になります。 そして乳歯を抜いた後も永久歯が少しへこんだ状態になっているかもしれませんが、過度に心配する必要はありません。 舌で徐々に押し出されていくこともありますし、他の歯の成長に合わせて適切な配置に移動することもあります。
ですから無闇に矯正することはありませんが、もしそのままの状態が長く続くなら歯医者さんに相談すると良いでしょう。 乳歯から永久歯に移行する時期は、歯並びに変化が起きやすい時期ですから、よく観察しておくことは有益です。