子供のための歯列矯正ガイド
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目次
  • 良い歯並びとは?
  • 悪い歯並びとは?
  • 悪い歯並びの弊害・虫歯
  • 悪い歯並びの弊害・歯周病
  • 悪い歯並びの弊害・あごの痛み
  • 悪い歯並びの弊害・発音
  • 悪い歯並びの弊害・全身の歪み
  • 悪い歯並びの弊害・コンプレックス
  • 悪い歯並びの弊害・社会的評価
  • 悪い歯並びの弊害・脳の発達への影響

良い歯並びとは?

良い歯並びであるとはどういうことでしょうか? 良い歯並びと良い噛み合わせは、ほぼ同じ意味であると言えるでしょう。 要するに、上下の歯を噛み合せた時に隙間ができたり出っ張ったりしないならば、それは良い歯並びであると言えます。

良い噛み合わせは幾つかのチェックポイントを確認することで、より正確に判断できます。 まず噛んだ状態の時に、上下前後で2〜3ミリ重なること。 そして中央の歯の境界線が上下まっすぐにつながること。 また、下の前歯以外の歯は、1本に2本が対応している(真ん中の歯以外は、歯と歯の境界線が上下でぴったり合うわけではありません)ことです。

悪い歯並びの特徴があればすぐ分かるものですが、良い歯並びはすぐには分からないかもしれません。 きれいに並んでいるようでも微妙にずれていることがありますから、一度歯医者さんで診断してもらうと良いでしょう。 上下のバランスだけでなく左右のバランスも関係しますし、奥歯の状態は中々正確には分からないものです。 虫歯が原因で奥だけずれることもありますから、積極的に歯医者さんに見てもらいましょう。


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悪い歯並びとは?

悪い歯並びとは、厳密に言うとどういうことなのでしょうか? 歯列が悪い状態だと見たらすぐに分かるものですが、より正確に分析して治療を考える必要があります。

矯正が必要な歯並びの状態はたとえば、「受け口」「開咬」「交叉咬合」「上顎前突」「下顎前突」「叢生」などが挙げられます。 噛み合わせがデコボコの状態になっていたり、歯が傾いて生えていたり、口を閉じても上下の歯の間が開いてしまうなどの状態があります。 もし歯列矯正が必要な状態だと感じるならば、子供がどれに該当するのかを確認しておきましょう。

こうして歯並びが悪くなってしまう原因は色々考えられます。 遺伝的な要素もありますし、指しゃぶりなどの習慣が元になることもあります。 軟らかいものばかり食べるという食習慣や、口呼吸が影響することも考えられます。

原因は様々でなるべく予防したいものですが、一度良くない歯列になってしまうと自然に戻ることはほとんどありません。 歯列の悪さに気づいたら、なるべく早く歯医者さんに相談に行くようにしましょう。 そしてなるべく早く矯正治療を始めることで、治るのを早めることができます。


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悪い歯並びの弊害・虫歯

歯並びが悪いことで起こる弊害のひとつに、虫歯になりやすいという点があります。 歯並びが悪いこと自体が歯の健康に影響するというより、歯磨きなどのケアがしにくくなるということです。

虫歯にならないためには定期的に歯磨きをして、歯や歯茎を清潔に保たなければなりません。 これは歯並びの良し悪しに関わらず必要です。 しかしきちんと歯医者さんから指導を受けていても、隅々まできれいに掃除することは案外難しいものです。 歯並びに問題がない人でも、半年に一度は歯医者さんで歯石をとってもらうことが勧められています。

歯並びが悪いと、なおさら歯磨きは難しくなります。 歯と歯の間のゴミを取り除くための工夫が必要になりますし、自分では歯ブラシをどのように動かしても届かない部分が出てきます。 歯並びが悪い人はとりわけ丁寧に時間を掛けて歯磨きをする必要がありますが、そこまでできる人は稀です。 それで、歯並びが悪いままだと虫歯になる可能性が高くなると言えます。


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悪い歯並びの弊害・歯周病

歯並びが悪いと歯磨きが難しくなり、虫歯になる危険性が高まります。 歯と歯の間のケアが難しくなって歯石が溜まりやすくなるわけですが、これがさらに別の危険にも繋がります。 歯並びが悪いと、虫歯と同時に歯周病になる可能性も強くなるのです。

歯周病は、歯垢や歯石に発生する細菌が原因となります。 歯茎の近く部分に歯石はできやすいですから、そこがきちんとケアできないと歯周病になってしまうかもしれません。

歯並びが悪いと、歯と歯の間、歯の裏側などに歯ブラシが届きにくくなります。 それだけでなく、鏡を使ってもよく見えないため、歯の裏側などに歯石が付着しても中々気づかないものです。 こうした所から、歯周病が発生することになります。

歯周病になると歯茎が不安定になり、さらに歯並びが悪くなったり歯が抜け落ちてしまうことになりかねません。 歯並びが悪い、歯周病になる、さらに歯並びが悪くなる、という悪循環に陥ってしまいますから、子供のころに対処しておくことがお勧めです。


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悪い歯並びの弊害・あごの痛み

歯並びが適正でないことの弊害は、口の中だけに留まりません。 歯と密接な関係を持つあごにも良くない影響が及びます。

歯並びが悪いと、上下の歯が上手く噛み合わせることができませんから、あごに掛かる力もバランスが悪くなります。 それがあごの歪み、ひいてはあごの痛みにつながっていくのです。

人間の場合は下あごが動いて食べ物を噛むことになりますから、ずれていくのは下あごです。 たとえば右の歯がうまく噛み合わず隙間が開いていると、だんだんとあごが右上がりに変化します。 すると必然的に左のあごが下がることになり、あごの関節にも歪みが生じます。 ひどくなると、あごを動かすとジャリジャリという骨がこすれるような音がしたり、ひどい痛みに襲われたりします。 歯並びは、歯に悪い影響を及ぼすだけではなく、あごの健康状態にも関係してくるということです。

子供の場合はとくにあごなど骨格が成長している途中ですから、あごがゆがむことの影響は多大なものです。 顔全体のバランスも変わってきますから、早めのヘアが大切であると言えるでしょう。


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悪い歯並びの弊害・発音

歯並びが良くないと、虫歯や歯周病といった口の病気にかかりやすくなります。 またあごが歪み、あごの関節が削れて痛みを生じさせることもあります。 そしてそれは、発音の悪さにも繋がってしまうのです。

正しく発音していくためには、舌を上手に使う必要があります。 舌の動きが適正でないと適切な音を出すことができず、会話にも影響がでるかもしれません。

歯並びが悪いと、舌の動きを制限して発音を悪くすることもあり得ます。 左右上下のどこかの歯が引っ掛かってしまい、思うとおりに舌を動かすことができなくなるのです。 また、あごの歪みの影響で、特定の音を出すと痛みが生じることもあるかもしれません。 そうすると、特に苦手な発音ができてしまうことでしょう。

子供のころは正しい発音の仕方を覚える時期でもあります。 この時期に身に着けたことは一生影響することもありますから、発音のためにも早めに歯列矯正を行なうことが賢明であると言えるでしょう。


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悪い歯並びの弊害・全身の歪み

適切でない歯列の及ぼす影響は全身に伝わります。 虫歯や歯周病などの病気なども関係してあごの歪みが生じますが、これが全身のバランスも狂わせてしまうのです。

たとえば虫歯ができたり歯が噛み合わないことから、あごが右上がりになってしまうと仮定します。 そうすると人の身体は、あごが右上がりになったバランスをとるために、肩を左上がりに傾けてしまうのです。 そして今度はそのバランスをとるため、腰を右上がりにし、膝を左上がりにします。 このように身体の軸となる、あご、肩、腰、ひざが交互にゆがみ、バランスを取ろうとします。

掛かる体重はこれでバランスがとれるかもしれませんが、これだと身体全体が歪むこととなり、様々な部分が痛むようになるでしょう。 肩こり、腰痛、膝痛、背中の痛みなど、様々な原因は歯列の悪さというケースも少なくありません。

身体はあらゆる部分が互いに関連しあって、支えたり支えられたりしています。 歯並びという一部分がバランスを崩すだけでも、多大な影響を及ぼすのです。 成長期にある子供たちにはとくにこの影響が顕著に表われますから注意してあげることが必要でしょう。


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悪い歯並びの弊害・コンプレックス

きれいな白い歯、良く整った歯は人をより魅力的にします。 もちろん外面的な美しさだけで人の価値が決まるわけではありませんが、多くの人がきれいな歯列に憧れるものです。 そうすると逆に、歯並びが悪いことがコンプレックスとなって自尊心が失われることもあり得ます。

歯は笑った時によく見えるもの、目立つ部分となりますから、歯並びが悪いと笑うことに抵抗を感じるかもしれません。 また、誰かと会話する時にも歯は見えるものですから、歯並びが悪いことで人と接することを避けることになる可能性もあります。

子供は特に感受性が高いものですから、ニコッと微笑むことに抵抗を感じたり会話を嫌がったりすると、それは心の発達にも良くない影響が及びます。 自分の歯列を気にするあまり、社交性・積極性が失われていくかもしれません。 歯並びが悪いことから生じるコンプレックスは、周りが思うより深刻な影響を与えるかもしれないのです。 歯並びの悪さを気にしすぎるなら心のケアが必要だと言えますが、思い切って歯列矯正に踏み切るのもひとつの有効な対処法であると言えます。


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悪い歯並びの弊害・社会的評価

歯並びは、幼いころの習慣や健康管理が影響を及ぼします。 また、適切な対処をしてきたかどうかも関係してきます。 それで、欧米では歯並びが悪い人は、社会的にマイナス評価を受けることが多いようです。

日本ではそこまで感じることはないかもしれませんが、やはり見た目の印象を気にする人もいます。 子供たちも外見を気にする時期がありますから、それが円滑な人間関係のつまづきの元となるかもしれません。 また、子供たちの将来を考えて、小さなころから矯正治療を施しておこうと考える親もいます。

歯並びが悪いことによって、その子の社会的地位が下がることはありませんし、あってはなりません。 しかしいずれは健康管理ができているかどうかの判断材料となる可能性があります。 小さなころから歯を適切に管理し、自制の大切さを教えておくことは有益です。 悪い歯並びを矯正することによって、子供にそうした点を教えることもできます。 社会的な評価という点も踏まえて、子供たちへの矯正治療を検討してみることも良いでしょう。


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悪い歯並びの弊害・脳の発達への影響

歯並びが良くないということは、上手く噛み合わせができていないということです。 これによりあごにも悪い影響があり、バランスよく噛むことができなくなります。 じつはこの点は、脳の発達にも関係するポイントです。

噛むという動作は、脳を活性化するのに役立ちます。 あごの神経が脳を刺激し、脳の発育に良い影響を及ぼすのです。 子供たちが正しい歯列の状態でよく噛んで食事をすることは、脳が健全に成長していくためにも必要な点なのです。 よって歯並びが悪いと、脳の発達も上手くいかない可能性があります。

良く噛んで食事をする子供は、記憶力や計算能力、考えて問題を解決する能力、コミュニケーション能力などが発達するようです。 身体の健康に加えて、頭の健康も考えるなら、やはり良い歯並びになるように処置してあげることは有益であると言えるでしょう。 もし歯並びが悪いと噛むという動作は具合の悪いものとなりますから、自然とあまり噛まずに食べる習慣が身に着いてしまうかもしれません。 こうした影響も考えて、親の皆さんはよく観察しておくことをお勧めします。


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