子供の歯列矯正とは
歯列矯正治療の実際
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ある女の子の場合、乳歯の段階から親御さんが歯列を気にしていました。 下あごの成長が遅れているようで、すべての歯が生えそろうスペースがなかったのです。
しかしこのケースでも、乳歯の段階から歯列矯正のために歯を抜いたり動かしたりすることはありませんでした。 あごの発育をサポートし左右のバランスを保つための補助装置をつけていました。
そして9歳になったとき、口の中にバイオネーターという矯正装置を着け、あごの矯正を開始しました 器具の装着は家に帰ってからで、一日10時間ほど。 学校にいる間は装着しなくても良いので、この点は喜ばれていました。
この女の子のケースでは、一週間で約0.5ミリ、4ヶ月で8ミリほど上下にあごを広げていきました。 そして約9ヶ月後には大体歯列が安定しています。 ここからさらに、元に戻らないよう3ヶ月ほど様子を見て、治療は全部で1年です。 費用は40万円ほど掛かりました。 これは、あごの発育を利用することで、比較的短い時間で治療を行なえたケースです。
まだ乳歯のほうが多く、永久歯が生え始めたばかりの6歳の女の子がいました。 それほど悪い状態ではありませんが、大きくなってから大掛かりな矯正を行なうより、予防の意味も兼ねて早めに行なおうと決断されたようです。 この子は6歳から、少しずつワイヤー矯正を始めました。
月に一度ほど歯医者さんでワイヤーの状態や歯の動きをチェックしてもらいます。 子供ながらに歯が動いていることが分かるのでおもしろいようです。 そして女の子ということもあり、矯正によって自分に自信が持てるようになっていると、親御さんは感じています。
歯医者さんによっては、矯正器具の着脱の時など歯のクリーニングをしてくれるとき、色々な味のクリーニング剤を使ってくれます。 よく歯磨き粉にも甘く感じる味のものがありますが、歯医者さんでもフルーツやチョコ味などをそろえている所があるようです。 この女の子も、これもあって矯正治療を楽しみにしています。
歯の動きは少しずつですから時間が掛かりますが、こうして少しずつ慣れさせることで矯正治療を円滑に進めているケースもあります。
小学生のころの矯正治療は親が主導権を指導権を握ることが多いかもしれません。 しかし中学生になると思春期になっていたり、それぞれの自尊心が確立されたりして、子供自身が色々と判断して決定することも多くなります。
中学絞入学のすぐ後に矯正治療を始めた、ある男の子もそうでした。 歯列矯正の話を持ちかけたのはお母さんでしたが、男の子自身がよく考えて決定されたようです。
彼は自分からお医者さんによく質問し、プラスチック製のブラケットを利用したワイヤー矯正を選びました。 金属のほうが強度があって効果的ではありますが、見た目の問題も考慮したとのことです。
歯と歯との間の隙間を広くするためのゴムを入れたり、ワイヤーで固定した直後はけっこう痛かったようですが、自分で決めた治療方法ですから我慢できたのではないでしょうか。 最初は違和感を感じていたものの、段々と自分の歯が動いて歯列が整っていく様子も嬉しかったそうです。 こうして自分で治療方法を選び、改善されていく様子を実感できていれば、子供の歯列矯正もスムーズにいきます。 彼は中学卒業の少し前に矯正器具を外すことができるようになり、卒業式には素晴らしい笑顔を見せてくれました。